オーストラリア旅行で余った小銭や、家族が保管していた外国コイン。「日本で買い取ってもらえるのだろうか」と気になっていませんか。
オーストラリアのコインには、普段の買い物で使う硬貨のほか、金貨・銀貨・記念コインなど、さまざまな種類があります。
見た目が普通の硬貨でも、1966年の丸型50セントのように銀を含むものがあります。一方、カンガルー金貨は金相場を基準に評価され、1オンスなら数十万円の価値になることもあります。
オーストラリアコインを売る前に大切なのは、すべてを「外国の小銭」としてまとめず、種類を見分けることです。
この記事では、買取価格の目安が分かる金貨、銀を含む50セント硬貨、通常の流通硬貨、記念コインの順に、価値の違いと売却時の注意点を解説します。
オーストラリアコインは買取できる?まず種類を見分けよう
オーストラリアコインの価値は、額面だけでは判断できません。
例えば、同じ「50 CENTS」と書かれた硬貨でも、1966年の丸型銀貨と、現在の十二角形の硬貨では素材が違います。
手元にあるコインがどれに当てはまるか、まず確認してみましょう。
| 種類 | 代表例 | 価値のポイント |
|---|---|---|
| 通常の流通硬貨 | 5・10・20セント、1・2ドルなど | 一般的な使用済み硬貨は高額買取になりにくい |
| 旧硬貨 | 1セント・2セント | 未使用品やセット品、特殊な種類かを確認 |
| 銀貨 | 1966年の丸型50セント | 銀の含有量と保存状態を確認 |
| 地金型金貨 | カンガルー金貨・ナゲット金貨 | 金相場と重量が価格の基本 |
| 記念コイン | 王室・動物・スポーツなど | 素材、発行枚数、需要、付属品を確認 |
一般的な外国の流通硬貨は、国内の買取店で取り扱いがない場合もあります。
一方、金貨や銀貨、収集用の記念品は、通常の小銭とは異なる価値を持つ場合があります。
カンガルー金貨の買取価格|1オンスは約72万円
オーストラリアコインの中で、比較的買取価格を調べやすいのがカンガルー金貨です。
西オーストラリア州のパース造幣局が発行する地金型金貨で、純度99.99%の金から作られています。
2026年9月18日の公表買取価格を参考にすると、サイズ別の金額は次のとおりです。
| サイズ | 買取価格の目安 |
|---|---|
| 1オンス(約31.1g) | 約72万円 |
| 1/2オンス(約15.55g) | 約36万円 |
| 1/4オンス(約7.78g) | 約18万円 |
| 1/10オンス(約3.11g) | 約7万円 |
※2026年9月18日の公表買取価格を参考にした概算です。現在の買取保証額ではなく、金相場や品物の状態、買取条件によって変動します。
同じカンガルー金貨でも、1オンスと1/10オンスでは含まれる金の量が10倍違うため、査定額にも大きな差があります。
ただし、小型金貨の価格は、1オンスの価格を単純に割った金額とは限りません。売却するときは、サイズごとの査定額を確認してください。
ナゲット金貨とカンガルー金貨は何が違う?
古いオーストラリア金貨を持っている場合、カンガルーではなく、金塊の図柄が描かれていることがあります。
これは「ナゲット金貨」と呼ばれるシリーズです。
パース造幣局の金貨シリーズは1986年にプルーフ金貨として始まり、当初はオーストラリアで発見された自然金塊を図柄に採用していました。
その後、1989年にカンガルーの図柄へ変更され、現在のカンガルー金貨シリーズへつながっています。
金塊の図柄だからといって、現在のカンガルー金貨より価値が低いわけではありません。
重量や金相場に加え、特定の発行年・仕様による収集価値があるかも確認しましょう。
1966年の50セント硬貨は銀80%|丸い形が見分けるポイント
オーストラリアの古い小銭で、ぜひ確認したいのが1966年の50セント硬貨です。
現在の50セント硬貨は十二角形ですが、1966年に発行されたものは丸型でした。
しかも、この丸型50セント硬貨には銀が80%含まれています。
| 項目 | 1966年50セント銀貨 |
|---|---|
| 発行年 | 1966年 |
| 形 | 丸型 |
| 重量 | 13.28g |
| 品位 | 銀80%・銅20% |
| 純銀含有量 | 約10.62g |
| 直径 | 約31.65mm |
50セントという額面は小さいものの、銀を約10.62g含むため、通常の白銅貨とは異なる価値があります。
銀相場や保存状態によって買取価格が変わるため、現在の50セント硬貨と一緒に額面だけで判断しないようにしましょう。
なぜ1966年だけ丸い銀貨なの?
オーストラリアでは、1966年2月14日に十進法のドル・セント体系が導入されました。
当初の50セント硬貨は銀80%で作られましたが、銀価格の上昇によって製造コストの問題が生じました。
また、丸型の50セント硬貨は20セント硬貨と大きさが似ており、見分けにくいという問題もありました。
そこで、1969年には素材を白銅に変更し、形も十二角形に改められました。
「1966年」「丸型」「50 CENTS」の3点を確認することが、一般的な50セント硬貨と区別する手がかりになります。
1966年の50セント銀貨は希少なの?
1966年の丸型50セント銀貨は、銀を含むという特徴がありますが、発行枚数が極端に少なかったわけではありません。
オーストラリア王立造幣局によると、約3,650万枚が製造されました。
そのため、1966年銘というだけで高額な希少品と判断するのは適切ではありません。
通常の使用済み品なら銀の含有量が価格の重要な基準となり、未使用品や特殊な種類などは別の評価になる場合があります。
外国の小銭は売れる?1セント・2セント硬貨の扱い
オーストラリアの古い硬貨には、1セントと2セントもあります。
どちらも1966年の十進法通貨導入時に登場しましたが、1992年2月から流通からの回収が始まりました。
ただし、流通から回収されたことと、法定通貨としての資格を失ったことは別です。オーストラリア王立造幣局は、1セント・2セント硬貨が引き続き法定通貨であると案内しています。
一方、日本国内では、これらを1枚ずつ買い取らない業者もあります。
1セント硬貨はフクロモモンガの図柄
オーストラリアの1セント硬貨には、フクロモモンガの図柄が描かれています。
一般的な使用済み品は高額になりにくいものの、未使用品や造幣局発行のセット品などは、コレクションとして扱われる場合があります。
2セント硬貨はエリマキトカゲの図柄
2セント硬貨は、エリマキトカゲの図柄が特徴です。
こちらも一般的な流通品と、未使用品・セット品・特殊なエラー品とでは評価が異なります。
通常の硬貨を大量に持っている場合は、買取店が外国の流通硬貨を扱っているか、申し込み前に確認しましょう。
記念コインは額面だけでは判断できない
オーストラリアでは、動物、王室、国家行事、スポーツなどをテーマにした記念コインが数多く発行されています。
ただし、「記念」と書かれているからといって、すべてが高額で売れるわけではありません。
まず確認したいのは、そのコインが通常の流通用として発行されたものなのか、収集家向けに販売されたものなのかという違いです。
通常の記念流通硬貨
50セント、1ドル、2ドルなどの硬貨には、記念デザインの流通品があります。
一般的な使用済み品は、発行枚数や需要によっては高額にならない場合もあります。
ただし、人気のある図柄、製造上の特徴が確認できる品、未使用状態で保管された品などは、通常品とは異なる評価を受けることがあります。
収集用の記念金貨・記念銀貨
造幣局が収集家向けに販売する記念品には、金や銀を使用したものがあります。
コアラ、クッカバラ、カンガルー、王室などのテーマがあり、素材や重量、発行枚数、保存状態によって価格が変わります。
記念銀貨でも純度や重量は商品ごとに異なるため、同じ「銀貨」という名称だけで価格を比較しないようにしましょう。
プルーフコインはケースや証明書も一緒に
鏡面仕上げなどを施したプルーフコインは、専用ケースや外箱、証明書付きで販売されていることがあります。
これらの付属品は、商品を特定するうえで役立ちます。
特に限定セットの場合は、コインだけを取り出して別々に売る前に、セット全体の価値を確認しましょう。
金色の1ドル・2ドル硬貨は金貨ではない
オーストラリアの1ドル硬貨と2ドル硬貨は、金色をしています。
そのため、旅行後に残った硬貨を見て「金が含まれているのでは」と思う方もいるかもしれません。
しかし、一般的な1ドル・2ドルの流通硬貨はアルミニウム青銅製で、金貨ではありません。
一方、パース造幣局のカンガルー金貨などは、純度99.99%の金を使用した別の商品です。
色だけで素材を判断せず、発行元、重量、品位表示、商品名を確認してください。
オーストラリアコインを査定に出す前の整理方法
外国コインをまとめて保管している場合、最初からすべてを細かく調べる必要はありません。
まず、次のように分けると、買取対象になりそうな品を確認しやすくなります。
- 金貨:カンガルー金貨、ナゲット金貨など
- 銀貨:1966年の丸型50セント、記念銀貨など
- 箱入りの記念品:プルーフコイン、セット品など
- 通常の小銭:5セント、10セント、1ドル、2ドルなど
金貨や銀貨は、通常硬貨の袋にまとめず、ケースに入っている場合はそのまま保管しましょう。
記念コインは、箱や証明書に書かれた発行年・素材・発行枚数が商品を特定する手がかりになります。
また、汚れや変色が気になっても、金属磨きでこすらないようにしてください。研磨によって細かな傷が付き、収集品としての評価に影響する可能性があります。
オーストラリアコインの買取先を選ぶポイント
売却先を選ぶ際は、手元にあるコインの種類に対応しているかを確認しましょう。
金貨・銀貨と、一般的な外国の小銭では取扱条件が異なる場合があります。
特に旅行の残りの硬貨をまとめて売りたい場合は、通常流通硬貨も買取対象なのかを先に確認しておくと、申し込み後の行き違いを防げます。
福ちゃん|外国コインや金貨の査定を相談
福ちゃんでは、外国コインや金貨などの古銭買取を案内しています。
カンガルー金貨や記念コインをお持ちの場合は、発行年、重量、ケースや証明書の有無などを整理して査定を相談しましょう。
通常の流通硬貨を含む場合は、あわせて取扱対象を確認しておくことが大切です。
福ちゃんでオーストラリアコインの査定を相談
バイセル|古銭や外国コインの査定を相談
バイセルでも、外国コインを含む古銭の買取を案内しています。
カンガルー金貨や記念銀貨などを査定に出す場合は、金貨・銀貨と通常硬貨を分け、付属品があれば一緒に提示しましょう。
外国の小銭のみを売りたい場合は、通常の流通硬貨が取扱対象かどうかを確認してから申し込んでください。
バイセルでオーストラリア金貨の査定を相談
オーストラリア金貨は、カンガルーなどの種類や重量、純度、発行年によって買取価格が異なります。
金としての価値とコインとしての評価を確認したい方は、WEBから査定を相談しましょう。
オーストラリアコイン買取でよくある質問
オーストラリアの普通の小銭は日本で買取できますか?
買取店によって取扱条件が異なります。
一般的な流通硬貨は、古銭や金貨を扱う店舗でも買取対象外となる場合があります。査定を申し込む前に確認しましょう。
カンガルー金貨の1オンスはいくらで売れますか?
2026年9月18日の公表買取価格を参考にすると、約72万円が目安です。
実際の価格は金相場や査定条件によって変動します。
1966年の50セント硬貨は価値がありますか?
1966年の丸型50セント硬貨には銀が80%含まれています。
重量は13.28g、純銀含有量は約10.62gです。銀相場と保存状態をもとに価値を確認しましょう。
1969年以降の50セント硬貨にも銀は入っていますか?
一般的な十二角形の50セント流通硬貨は白銅製で、1966年の丸型銀貨とは素材が異なります。
ただし、別途発行された収集用の記念銀貨などは、その商品の仕様を確認する必要があります。
オーストラリアの記念コインは箱なしでも売れますか?
箱がなくても査定を相談できる場合があります。
ただし、限定品やプルーフコインでは、ケースや証明書が商品を特定する手がかりになります。残っている場合は一緒に出しましょう。
オーストラリアコインは磨いてから売るべきですか?
磨かず、そのまま査定へ出しましょう。
研磨によって細かな傷が付くと、収集品としての評価が下がる可能性があります。
まとめ|オーストラリアコインは小銭と金貨・銀貨を分けて確認
オーストラリアコインには、通常の流通硬貨から、高純度の金貨、銀貨、限定記念コインまでさまざまな種類があります。
カンガルー金貨は金相場に応じて価格が変わり、2026年9月18日の公表価格では1オンスが約72万円でした。
また、1966年の丸型50セントは銀80%を含むため、現在の十二角形の50セント硬貨とは分けて確認したい品です。
一方、一般的な1セント・2セント硬貨や旅行の残りの小銭は、国内の買取店で取り扱いがない場合もあります。
売却を考えている方は、金貨・銀貨・記念品・通常硬貨を分け、ケースや証明書はそのまま残して査定を相談しましょう。
オーストラリアコインの買取先を確認する
金貨や銀貨、記念コインをお持ちの方は、外国コインの取扱条件を確認してから査定を申し込みましょう。
バイセル
- 大判・小判、金貨、銀貨、古紙幣、記念コインなど幅広い古銭に対応
- 種類が分からない古銭や、枚数の多いコレクションも査定を相談できる
- 汚れやサビがある古銭も、状態によっては買取可能
- 出張・宅配・店頭から都合に合う買取方法を選べる
- 出張料・査定料は無料。WEBから査定を申し込める
古銭の種類や価値が分からなくても、査定を相談できます。
大判・小判や古紙幣、記念コインなどを売りたい方は、WEBからお申し込みください。
福ちゃん
- 大判・小判、穴銭、古紙幣、記念硬貨など幅広い種類に対応
- 中国古銭や外国コインの査定も相談できる
- 汚れやサビがある古銭も、種類や状態によっては買取可能
- 古銭1点から相談でき、出張・宅配・店頭の買取方法を用意
- 査定料・出張料は無料。提示額に納得できなければ売却を断れる
大判・小判から穴銭、外国コインまで、幅広い古銭の査定に対応しています。
コレクションの整理を考えている方は、まずはWEBから査定をご相談ください。
参考資料:金貨の公表買取価格 / オーストラリア王立造幣局|50セント硬貨 / 同造幣局|1セント硬貨 / パース造幣局|ナゲット・カンガルー金貨の歴史
