「47都道府県の500円記念硬貨を集めたけれど、今売ったらいくらになるのだろう」
地方自治法施行60周年記念500円貨幣は、2008年から2016年にかけて発行された記念硬貨です。47都道府県それぞれに異なる図柄があり、1枚ずつ集めた方もいれば、造幣局のケース入りセットを購入した方もいるでしょう。
気になるのは、普通の500円玉より高く売れるかという点です。
2026年9月に確認した公開買取価格では、単品は買取対象外、47都道府県がそろった対象セットは23,500円という例がありました。
23,500円は、500円硬貨47枚の額面合計と同じ金額です。一方、過去には収納バインダー入りの47枚セットが24,500円や26,000円で買い取られた実績もあります。
つまり、全種類そろっていても、必ず額面以上になるとは限りません。ケースの種類や保存状態、買取店の取扱条件まで確認する必要があります。
この記事では、確認できた買取価格をもとに、単品とコンプリート品の違い、ケース入りセットの注意点、47都道府県の図柄、1000円銀貨との見分け方を解説します。
地方自治法施行60周年記念500円貨幣の買取価格はいくら?
まずは、実際に公表されている買取価格と、過去の買取実績を見てみましょう。
| 種類・状態 | 確認できた金額 |
|---|---|
| 500円貨幣の単品 | 買取対象外とする店舗あり |
| プルーフ47都道府県セット・付属品あり | 23,500円(公開買取価格) |
| カード型47都道府県セット・美品 | 23,500円(公開買取価格) |
| 日本地図型ケース入りセット | 買取対象外とする店舗あり |
| 47枚収納バインダー・良好な状態 | 24,500円(2022年の買取実績) |
| 47枚収納バインダー・良好な状態 | 26,000円(2018年の買取実績) |
※公開買取価格は2026年9月に確認したものです。過去の買取実績は実際に買い取られた当時の金額で、現在の査定保証額ではありません。店舗やセットの種類、状態によって取扱条件が異なります。
47枚の額面合計は23,500円です。
過去の24,500円という買取実績なら額面より1,000円高く、26,000円なら2,500円高かった計算になります。
ただし、過去の取引価格を現在の相場として扱うことはできません。今売る場合は、手元のセットが現在の買取対象になっているかを確認しましょう。
47都道府県セットが23,500円でも、必ずしも損とは限らない
47都道府県がそろった記念硬貨なら、もっと高く売れると思う方もいるでしょう。
しかし、全種類そろっていることと、額面を上回る価格が付くことは別です。
例えば、今回確認した公開買取価格では、プルーフ47県セットとカード型47県セットの対象品が、ともに23,500円でした。
額面合計と同じ金額なので、コレクションとしての上乗せが付かない価格設定です。
一方で、過去の収納バインダーの買取事例には額面を上回るものがあります。
この違いから分かるのは、「47都道府県がそろっていれば高く売れる」と一律に判断できないということです。
購入時に額面以上の金額を支払っている場合は、当時の購入金額と現在の査定額を別々に確認しましょう。
単品の500円記念硬貨にプレミアは付く?
旅行先や金融機関で入手した記念500円硬貨が、1枚だけ残っている場合もあるでしょう。
このシリーズは金融機関で額面引き換えが行われたため、一般向けに多くの枚数が発行されています。
そのため、普通の流通品1枚だけでは、大きなプレミアが付くとは限りません。
今回確認した古銭専門店の価格表でも、単品は買取対象外とされています。
ただし、これはその店舗の取扱条件です。すべての店舗が買取を断るという意味ではありません。
未使用品や特定の種類については別の取扱条件が設けられている場合もあるため、申し込み前に確認しましょう。
額面500円の貨幣として現在も使える
地方自治法施行60周年記念500円貨幣は、日本の法定通貨です。
記念硬貨だからといって、現在使えないわけではありません。
ただし、通常の500円硬貨とはデザインが異なるため、自動販売機や一部の精算機では対応していない場合があります。
1枚だけで買取価格が付かない場合は、貨幣として利用する方法もあります。
ケース入りの未使用品や全県セットは、使用する前にセットとしての査定額を確認しておきましょう。
47都道府県コンプリートは「何のケースに入っているか」も重要
47枚すべてがそろっていても、収納方法は同じではありません。
造幣局の商品として購入したもの、自分で集めてアルバムに収納したもの、専用ケースに収めたものなどがあります。
今回の公開買取価格でも、セットの種類によって取扱条件が異なっていました。
| 保管・販売形態 | 売却前の確認ポイント |
|---|---|
| プルーフ47県セット | 全県分と付属品がそろっているか |
| カード型47県セット | カードの欠品や傷みがないか |
| 収納バインダー | 47枚あるか、台紙やバインダーの状態はどうか |
| 日本地図型ケース | そのケース形態が買取対象か |
| 硬貨だけの47枚セット | ケース付き商品とは別の条件になるか |
特に注意したいのは、日本地図型ケース入りのセットです。
2026年9月に確認した価格表では、日本地図型ケース入りは買取対象外とされていました。
ケースに入っていて見栄えがよくても、それだけで買取価格が上がるわけではありません。
売却する際は、「47都道府県がそろっている」ことに加えて、ケースの種類や付属品の内容を伝えましょう。
地方自治法施行60周年記念500円貨幣とは?
地方自治法施行60周年記念500円貨幣は、地方自治法の施行60周年を記念して発行されたシリーズです。
平成20年(2008年)から平成28年(2016年)にかけて、47都道府県それぞれの図柄が登場しました。
表面には地域の名所や文化財、人物などが描かれ、裏面には共通の古銭をイメージした図柄が使われています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 地方自治法施行60周年記念貨幣 5百円バイカラー・クラッド貨幣 |
| 額面 | 500円 |
| 発行期間 | 2008~2016年 |
| 種類 | 47都道府県別 |
| 直径 | 26.5mm |
| 重量 | 7.1g |
| 素材 | ニッケル黄銅・白銅・銅 |
| 構造 | バイカラー・クラッド |
| 裏面 | 古銭のイメージ |
バイカラー・クラッドとは?
バイカラーとは、異なる色の金属を組み合わせた構造のことです。
クラッドとは、異なる金属を層状に組み合わせる技術を指します。
地方自治法施行60周年記念500円貨幣では、この2つの技術が使われています。
金色に見える部分がありますが、金貨ではありません。また、純銀製でもありません。
貴金属としての金や銀の価値を期待する商品ではなく、500円の額面と収集品としての需要が価値の基本になります。
500円貨幣と1000円銀貨を混同しない
同じ地方自治法施行60周年記念貨幣には、1000円銀貨もあります。
47都道府県それぞれの図柄を使っているため、名前だけでは混同しやすいですが、素材と価格帯は大きく異なります。
| 比較項目 | 500円記念貨幣 | 1000円記念銀貨 |
|---|---|---|
| 素材 | ニッケル黄銅・白銅・銅 | 純銀 |
| 重量 | 7.1g | 31.1g |
| 直径 | 26.5mm | 40mm |
| 見た目 | 2色の金属を組み合わせた硬貨 | カラー図柄のプルーフ銀貨 |
| 主な入手方法 | 金融機関での引き換え、造幣局のセット販売 | 造幣局によるセット販売 |
| 価値の基本 | 額面と収集需要 | 銀の含有量と収集需要 |
1000円銀貨は純銀31.1gの記念貨幣なので、500円貨幣と同じ基準では査定されません。
両方を保管している場合は、額面と素材を確認し、別々に価値を見てもらいましょう。
どの都道府県の500円貨幣が高い?
地方自治法施行60周年記念500円貨幣には、坂本龍馬や富士山、歴史的建造物など、知名度の高い図柄があります。
ただし、図柄が有名という理由だけで高い買取価格が付くとは限りません。
今回確認した公開買取価格でも、都道府県ごとの細かな価格差ではなく、単品かコンプリート品かによって取扱条件が分かれていました。
そのため、「高知県だから高い」「東京都だから高い」といった判断はできません。
図柄から都道府県を調べる
手元にある硬貨がどの都道府県のものか分からない場合は、表面の図柄が手がかりになります。
| 都道府県 | 500円貨幣の図柄 |
|---|---|
| 北海道 | 洞爺湖と北海道庁旧本庁舎 |
| 高知県 | 坂本龍馬 |
| 静岡県 | 富士山と茶畑 |
| 東京都 | 東京駅丸の内駅舎と行幸通り |
| 神奈川県 | 鎌倉大仏 |
| 福井県 | 恐竜 |
| 熊本県 | 熊本城 |
| 大分県 | 臼杵磨崖仏 |
この一覧は価格の高い順ではなく、図柄を確認するためのものです。
全47都道府県の図柄と発行年は、財務省の公式一覧でも確認できます。
切手付きセットは500円貨幣だけで判断しない
地方自治法施行60周年記念貨幣には、記念切手と組み合わせた商品もあります。
こうしたセットは、500円硬貨1枚だけを持っている場合とは商品内容が異なります。
切手、台紙、特製ケースなどがそろっている場合は、まとめて査定に出しましょう。
ただし、切手付きなら必ず額面以上で売れるとは限りません。切手の有無やセットの種類による査定額は、買取店の取扱条件を確認する必要があります。
ケースから硬貨だけを取り出したり、切手を別々にしたりする前に、セット全体の価値を確認しておくと安心です。
47都道府県セットを売る前に確認したいこと
長年かけて47枚を集めた場合、売却前に全種類そろっているか確認しておきましょう。
見た目が似た硬貨を複数枚持っていることもあるため、47枚あるだけでコンプリートとは限りません。
例えば、同じ都道府県が2枚あり、別の県が欠けている場合は全種類そろった状態ではありません。
収納バインダーやカード型ケースに県名が書かれていれば、順番に照合しましょう。
バインダーの台紙やケースを捨てない
専用バインダーや台紙は、全種類そろっていることを確認する手がかりになります。
過去の買取実績にも、収納バインダー入りの47都道府県セットが含まれています。
古くなったからといって台紙を捨てたり、新しいケースに移し替えたりせず、まず購入・保管時の状態で査定を相談しましょう。
硬貨を磨かない
記念500円貨幣にくすみや指紋があっても、金属磨きや研磨剤でこすることは避けましょう。
表面に細かな傷が付くと、未使用品や収集品としての状態評価に影響する可能性があります。
ケース入りの商品は、無理に取り出さず、そのまま査定へ出してください。
銀行で額面交換する前に確認したいこと
地方自治法施行60周年記念500円貨幣は、日本の記念貨幣です。
銀行などで取り扱う場合は、基本的に額面500円としての対応になります。
一方、古銭買取店では、未使用品やセット内容を含めて評価される場合があります。
ただし、公開価格では47枚セットが額面合計の23,500円だった例もあり、必ず上乗せが付くわけではありません。
47都道府県がそろったセットや、造幣局の商品としてケース入りで購入したものは、額面で手放す前に査定額を確認すると判断しやすくなります。
地方自治法施行60周年記念500円貨幣を査定に出すなら
このシリーズは、単品とセット品で買取店の取扱条件が異なる場合があります。
相談する際は、500円貨幣が何枚あるのか、47都道府県がそろっているのか、どのようなケースに入っているのかを伝えましょう。
また、1000円銀貨や別の記念硬貨を一緒に保管している場合は、それぞれの種類を確認してから査定に出してください。
福ちゃん|500円記念硬貨の買取について相談
福ちゃんでは、地方自治法施行60周年記念500円硬貨の価値や買取について公式サイトで解説しています。
単品なのか、47都道府県のコンプリート品なのか、ケースや付属品が残っているかを整理し、取扱条件を確認しましょう。
ほかの記念硬貨や古銭もある場合は、まとめて相談する方法もあります。
福ちゃんで記念500円貨幣の査定を相談
バイセル|記念硬貨や貨幣セットをまとめて相談
バイセルでも、記念硬貨を含む古銭買取を案内しています。
地方自治法施行60周年記念500円貨幣を査定に出す場合は、単品かセット品かを伝え、収納バインダーや台紙などがあれば一緒に提示しましょう。
単品の流通貨幣は買取対象外となる場合もあるため、申し込み前に取扱条件を確認してください。
地方自治法施行60周年記念500円貨幣のよくある質問
500円記念硬貨は1枚いくらで売れますか?
一般的な単品は、額面500円に近い評価となるか、買取対象外になる場合があります。
2026年9月に確認した古銭専門店の価格表でも、単品は買取対象外とされていました。
47都道府県がそろっているといくらですか?
額面合計は23,500円です。
2026年9月に確認した公開価格では、対象となるプルーフ47県セットとカード型47県セットが23,500円でした。
過去には、収納バインダー入りの47枚セットが24,500円や26,000円で買い取られた実績もあります。
47枚あればコンプリートですか?
必ずしもそうではありません。
同じ都道府県が重複していると、47枚あっても全種類そろっていない場合があります。都道府県名や図柄を確認しましょう。
発行枚数が少ない都道府県は高く売れますか?
発行枚数は価値に関係する要素の一つですが、少ないという理由だけで高額になるとは限りません。
今回確認した公開価格では、単品の県別価格差ではなく、セットの種類と取扱条件が示されていました。
地方自治法施行60周年記念500円貨幣は今でも使えますか?
日本の法定通貨なので、額面500円として使えます。
ただし、機械によっては対応していない場合があります。ケース入りの未使用品やセット品は、使用前に査定額を確認しましょう。
1000円銀貨と500円貨幣は同じ素材ですか?
いいえ。1000円銀貨は純銀31.1gですが、500円貨幣はニッケル黄銅・白銅・銅を使用したバイカラー・クラッド貨幣です。
買取価格の決まり方が異なるため、同じ記念シリーズでも区別して査定に出しましょう。
まとめ|500円記念貨幣は47枚そろっていても価格の確認が必要
地方自治法施行60周年記念500円貨幣は、2008年から2016年にかけて47都道府県ごとに発行された記念硬貨です。
一般的な単品は額面に近い評価となるか、買取対象外になる場合があります。
2026年9月に確認した公開買取価格では、対象となる47都道府県のコンプリートセットは23,500円で、額面合計と同じ金額でした。
一方、過去には収納バインダー入りの47枚セットが24,500円や26,000円で買い取られた実績もあります。
つまり、全種類そろっているだけで高額買取が保証されるわけではなく、ケースの種類や保存状態、買取店の取扱条件によって結果が変わります。
売却する際は、47都道府県の欠品がないか確認し、バインダーや台紙を残した状態で査定額を確認しましょう。
地方自治法施行60周年記念500円貨幣の買取先を確認する
500円記念貨幣をお持ちの方は、単品かセット品かを確認し、買取対象になるか相談しましょう。
バイセル
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福ちゃん
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参考資料:500円プルーフセットの公表買取価格 / カード型セットの公表買取価格 / 日本地図型ケースの取扱条件 / 47都道府県セットの買取実績 / 47都道府県セットの過去の買取事例 / 財務省|47都道府県の記念貨幣一覧 / 福ちゃん|記念500円硬貨の解説
