ルイヴィトンのヌメ革にシミや変色があっても売れる?査定への影響と注意点
ルイヴィトンのバッグを長く使っていると、持ち手や縁のヌメ革が飴色になったり、雨染みや黒ずみが目立ったりすることがあります。
「ヌメ革が変色しているから売れない?」「水染みがあると大きく減額される?」と心配になる方もいるでしょう。
結論からいうと、ヌメ革に日焼け・シミ・黒ずみがあっても、買取対象になることがあります。
ただし、ヌメ革の変化には自然な経年変化もあれば、部分的な水染みやひび、切れなどもあります。すべてを「変色あり」と一括りにせず、状態を分けて確認することが重要です。
この記事では、ルイヴィトンのヌメ革にシミや変色がある場合の査定ポイントと、売る前に避けたい手入れについて解説します。
ルイヴィトンのヌメ革にシミがあっても売れる?
ヌメ革にシミがあるという理由だけで、必ず買取不可になるわけではありません。
査定では、シミの有無だけでなく、モデル、型番、バッグ全体の状態、持ち手や付け根の傷みなども含めて確認されます。
そのため、雨染みや黒ずみがあるからといって、すぐに処分する必要はありません。
ヌメ革は時間とともに色が変化する
ルイヴィトン公式でも、ヌメ革は時間の経過とともに自然に色が深まり、飴色へ変化していく素材として案内されています。
つまり、新品時の明るい色から変わっていること自体が、すべて異常というわけではありません。
査定では、自然な経年変化なのか、部分的な水染みや黒ずみなのかを分けて状態を見ることが大切です。
均一な飴色への変化
ヌメ革全体が比較的均一に飴色へ変化している場合があります。
新品状態ではありませんが、長期間使用されたヌメ革では自然に見られる変化です。
査定では色が濃くなっていることだけでなく、左右の持ち手で大きな色むらがないか、部分的な黒ずみが強くないかなども確認されます。
雨染み・水染みがある場合
ヌメ革は水分の影響を受けやすく、雨などに濡れると輪染みが残ることがあります。
代表的なのは次のような状態です。
- 持ち手の輪染み
- 底付近の水跡
- 部分的に濃くなったシミ
- 左右で色が違う状態
こうした局所的なシミは、全体が均一に飴色になった状態とは分けて査定されます。
ヌメ革のシミがある商品の買取実績
公開されている例として、カウゾーではスピーディ25 N41371について、ヌメ革のシミが査定上のマイナス要素として説明され、38,500円の買取額が掲載されています。
| 商品 | 型番 | 状態 | 公開買取額 |
|---|---|---|---|
| スピーディ25 | N41371 | ヌメ革にシミあり | 38,500円 |
※上記は一個体の公開例です。現在の査定額を保証するものではありません。
また、この38,500円が「ヌメ革のシミだけによって決まった価格」という意味でもありません。
実際には、バッグ全体の状態や型番、中古相場なども含めて査定されています。
ヌメ革の黒ずみも査定ポイント
持ち手は手で触れる回数が多いため、使用を続けると部分的に黒ずむことがあります。
特に確認したいのは次の部分です。
- 持ち手中央
- 持ち手の付け根
- バッグの縁
- 底付近のヌメ革
全体が自然に飴色になっている状態と、特定部分だけ黒くなっている状態は分けて考えましょう。
ひび・切れ・硬化がある場合
ヌメ革では、色の変化だけでなく、ひびや切れ、硬化が起こることもあります。
特に持ち手や付け根にひびがある場合は、見た目だけでなく使用時の耐久性にも関係します。
状態を確かめるために強く曲げると、ひびが広がったり切れたりする可能性があります。
無理に曲げず、自然な状態のまま写真を撮って査定してもらいましょう。
ヌメ革の変色は全部同じ扱いではない
相場を調べるときに「ヌメ革変色あり」という表記だけを見ると、状態を正確に比較できないことがあります。
少なくとも次の状態は分けて確認したほうがよいでしょう。
- 全体が均一に飴色になっている
- 持ち手だけ黒ずんでいる
- 雨による輪染みがある
- 底周辺に水跡がある
- ひびがある
- 切れかけている
- 硬くなっている
同じ「ヌメ革に使用感あり」でも、実際の状態は大きく異なります。
ヌメ革のシミを自分で落としてから売るべき?
査定前に無理にシミを落とそうとするのは避けたほうが無難です。
ヌメ革はデリケートな素材なので、状態を良くするつもりで手入れしても、色むらや質感の変化が出る可能性があります。
特に、素材に合うか分からないクリーナーや薬剤を自己判断で使用するのは避けましょう。
査定前にしてよい手入れ
査定前の手入れは、基本的に軽いものに留めます。
- 乾いた柔らかい布で表面のほこりを軽く払う
- バッグの中身を空にする
- 純正の付属品があれば一緒に揃える
- 傷やシミが分かる写真を撮る
シミを薄くするために強くこする必要はありません。
濡れた直後はどうすればいい?
ヌメ革が雨などで濡れた直後の場合は、ルイヴィトン公式の取扱い案内に沿って対応します。
溶剤などは使用せず、吸水性のある白い乾いた布で水分を取り、直射日光を避けて自然に乾かします。
濡れた部分をドライヤーなどで急激に乾燥させるのは避けましょう。
ヌメ革にクリームを塗ってもいい?
売却前に「革用クリームを塗ればきれいになるのでは」と考えるかもしれません。
しかし、革の種類や商品の状態が分からないままクリームを使用すると、色が濃くなったり、部分的な色むらができたりする可能性があります。
売却を考えている場合は、手入れを加える前に現在の状態で査定額を確認する方法があります。
シミを隠すために補色しない
黒ずみや水染みを目立たなくするため、市販の補色剤や塗料を使用するのも避けましょう。
元のヌメ革の状態が確認しにくくなり、かえって査定が難しくなる可能性があります。
また、補色した部分だけ色が不自然になる場合もあります。
アルコールや洗剤は使わない
シミを落とすために、アルコールや家庭用洗剤などを使うのもおすすめできません。
ヌメ革の色や質感が変わる可能性があります。
「目立たない場所なら大丈夫」と自己判断せず、売却を予定している場合はそのまま査定へ出しましょう。
ヌメ革の状態が査定に影響しやすいモデル
ヌメ革は、モノグラムを中心に多くのルイヴィトン製品で使用されています。
例えば次のようなバッグでは、持ち手やパイピングなどの状態が確認されます。
- スピーディ
- キーポル
- ネヴァーフル
- アルマ
- サックプラ
- パピヨン
同じモノグラムでもモデルによってヌメ革が使われている範囲が異なるため、モデル名と型番も確認しましょう。
スピーディのヌメ革を見るポイント
スピーディでは、持ち手やパイピング、持ち手の付け根などに使用感が出ることがあります。
雨染みだけでなく、ハンドルの黒ずみや付け根のひびも確認しておきましょう。
スピーディ全体の相場については、ルイヴィトン・スピーディの買取相場|25・30・35・40と状態別価格も参考にしてください。
キーポルは持ち手とパイピングを確認
大型のキーポルでは、持ち手だけでなくパイピング部分にもヌメ革が使われているモデルがあります。
長期間使用・保管されている場合は、水染みや黒ずみに加えて、持ち手の付け根やパイピングのひびも確認しましょう。
キーポルについては、ルイヴィトン・キーポルの買取相場|45・50・55・60とバンドリエールを比較も参考にしてください。
ネヴァーフルは持ち手の状態も確認
ネヴァーフルでは、細い持ち手部分に黒ずみやひびが出ている場合があります。
持ち手を強く曲げて確認するのではなく、左右の状態が分かるように撮影しましょう。
ネヴァーフルについては、ネヴァーフルの買取相場|PM・MM・GMと旧型・新型の違いで詳しく解説しています。
写真査定ではヌメ革をどう撮る?
ヌメ革のシミや変色を写真で伝える場合は、できるだけ同じ明るさで撮影しましょう。
用意したい写真は次の通りです。
- 左右の持ち手
- 持ち手の付け根
- 四隅
- 底面
- シミがある場所の全体写真
- シミ部分の接写
- ひびや切れがある部分
シミがある場合は、アップ写真だけでなくバッグ全体のどこにあるシミなのか分かる写真も用意すると伝わりやすくなります。
濡れているのか乾いているのかも伝える
水濡れ直後の写真と、すでに乾燥してシミとして残っている状態では意味が違います。
写真査定では、「今日雨に濡れてまだ湿っている」「以前の雨染みで現在は乾いている」など、分かる範囲で伝えましょう。
見た目だけで分からない硬化やにおいも申告する
写真ではヌメ革が硬くなっているかどうかまでは伝わりにくいことがあります。
また、カビ臭や保管臭も画像からは確認できません。
写真だけでは分からない状態がある場合は、文章で補足して査定を依頼しましょう。
修理してから売ったほうが高くなる?
持ち手の黒ずみやひびが気になると、ルイヴィトンでハンドル交換などの修理をしてから売ることも考えられます。
ただし、修理費用の全額が、そのまま査定額へ上乗せされるとは限りません。
売却を目的にする場合は、先に現在の状態で査定額を確認し、その後に公式修理の見積額と修理後に期待できる査定額を比較したほうが判断しやすくなります。
ヌメ革が切れかけている場合は無理に使わない
持ち手や付け根に大きなひびがあり、切れそうな場合は、状態確認のために何度も持ったり曲げたりしないようにしましょう。
完全に切れてしまう前に、現在の状態を写真で残して査定を依頼します。
持ち手切れなど大きな破損については、ボロボロ・壊れたルイヴィトンは買取できる?破れ・持ち手切れ・型崩れも査定可能?も参考にしてください。
自然な経年変化とダメージを分けて伝える
査定を依頼するときに、すべてを「ヌメ革が変色しています」とだけ伝えると、具体的な状態が分かりにくくなります。
例えば次のように分けて伝えるとよいでしょう。
- 持ち手全体は均一に飴色
- 右側持ち手に黒ずみあり
- バッグ底付近に雨染みあり
- 左側の付け根に小さなひびあり
状態が正確に伝われば、写真査定でも判断してもらいやすくなります。
自分のバッグの現在価格は査定で確認
ヌメ革のシミや黒ずみが査定に影響する可能性はありますが、具体的に何円下がるかは一律ではありません。
実際の買取価格は、モデル、型番、ヌメ革の状態、バッグ本体の状態、付属品、中古相場などを含めて判断されます。
バイセルではルイヴィトンを含むブランド品の査定を受け付けています。
ヌメ革に雨染みや黒ずみがある場合も、自分でクリーニングや補色をする前に、現在の状態でいくらになるのか査定してもらう方法があります。
まとめ|ヌメ革のシミ・変色は無理に直さず現状で査定
ルイヴィトンのヌメ革にシミや変色があっても、買取対象になる可能性があります。
ヌメ革は時間とともに飴色へ変化する素材なので、自然な経年変化と、雨染み・黒ずみ・ひび・切れなどのダメージを分けて確認することが大切です。
公開例では、ヌメ革のシミがマイナス要素として説明されたスピーディ25 N41371に38,500円の買取額が掲載されていますが、これはシミだけで決まった金額ではありません。
また、査定前にシミを落とそうとして、クリーナーや補色剤などを使用すると、色むらや質感の変化につながる可能性があります。
シミや変色を無理に直そうとせず、状態をそのまま撮影して査定してもらいましょう。
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