都道府県の風景や人物がカラーで描かれた、地方自治法施行60周年記念の1000円銀貨。造幣局から購入し、ケースに入れたまま保管している方もいるのではないでしょうか。
この記念銀貨は47都道府県ごとに発行されましたが、買取価格はすべて同じとは限りません。
2026年9月22日の公開買取価格では、一般的なAセットは7,800円、東京都は8,300円、岩手県の平成24年銘は31,000円でした。
岩手県には平成23年銘と平成24年銘があり、同じ図柄でも買取価格が大きく異なります。また、47都道府県がそろっている場合は、単品とは別にコンプリートセットとしての査定額が設定されることもあります。
この記事では、県別の買取価格、岩手県の平成24年銘が高い理由、A・B・Cセットの違い、500円記念貨幣との見分け方を解説します。
地方自治法施行60周年記念1000円銀貨の買取価格はいくら?
まず、2026年9月22日に公表されていた買取価格を確認しましょう。
通常のAセットでは、多くの都道府県に7,800円の価格が設定されていました。一方、東京都や岩手県の平成24年銘には異なる価格が付いています。
| 種類 | 買取価格の参考額 |
|---|---|
| 一般的な都道府県・Aセット | 7,800円 |
| 東京都・Aセット | 8,300円 |
| 岩手県・平成23年銘・Aセット | 7,800円 |
| 岩手県・平成24年銘・Aセット | 31,000円 |
| 東京都・Bセット | 8,500円 |
| 東京都以外・Bセット | 8,000円 |
※2026年9月22日付の公開買取価格(税込)。買取店が設定した商品区分に基づく価格です。現在の買取保証額ではなく、状態や付属品、買取条件によって変わる場合があります。
ここで重要なのは、東京都や岩手県のように、一般的な県と異なる価格が設定されている例があることです。
ただし、北海道や京都府、高知県などの有名な図柄が、どの買取店でも必ず高額になるわけではありません。
県名だけで判断せず、実際に公開されている価格とセットの種類を確認しましょう。
発売当時の価格は6,000円または6,171円
地方自治法施行60周年記念1000円銀貨のAセットは、発行初期には6,000円で販売されていました。
消費税率の変更後は、販売価格が6,171円になっています。
例えば、発売時に6,000円で購入したAセットに7,800円の査定額が付けば、購入価格を上回る計算です。
ただし、当時の購入価格と現在の査定額の差は、すべての県や商品で同じではありません。
岩手県の平成24年銘はなぜ高い?平成23年銘との違い
地方自治法施行60周年記念1000円銀貨を調べるうえで、特に注意したいのが岩手県です。
岩手県の銀貨には、平成23年銘と平成24年銘の2種類があります。
どちらも中尊寺金色堂などを題材にしたデザインですが、発行された経緯と枚数が異なります。
平成23年銘は通常発行の10万枚
岩手県の1000円銀貨は、平成23年銘として10万枚が発行されました。
図柄には、中尊寺金色堂、中尊寺ハス、毛越寺浄土庭園が採用されています。
2026年9月22日の公開買取価格では、平成23年銘のAセットは7,800円でした。
平成24年銘は受賞を記念した追加発行の1万枚
平成23年銘の岩手県銀貨は、世界造幣局長会議のコイン・コンペティションで「最も美しい貨幣」に選ばれました。
この受賞を契機に、平成24年銘の銀貨が1万枚追加発行されました。
図柄は基本的に同じですが、年銘が「平成24年」になっています。
2026年9月22日の公開買取価格は、平成24年銘のAセットが31,000円。平成23年銘の7,800円とは大きな差があります。
岩手県の1000円銀貨を持っている場合は、県名だけでなく「平成23年」と「平成24年」のどちらなのかを必ず確認しましょう。
年銘は、ケースや付属資料に記載された商品名も手がかりになります。銀貨をケースから取り出して確認する必要はありません。
47都道府県コンプリートセットはいくらで売れる?
地方自治法施行60周年記念1000円銀貨は、47都道府県すべての図柄を集められるシリーズです。
毎回購入していた方や、家族のコレクションを引き継いだ方の中には、全県分を所有しているケースもあるでしょう。
47都道府県がそろっている場合は、単品とは別にコンプリートセットの買取価格が設定されることがあります。
| コンプリートセットの種類 | 公開買取価格 |
|---|---|
| Aセット全47都道府県(岩手県・平成23年銘) | 367,100円 |
| Aセット全47都道府県(岩手県・平成24年銘) | 390,300円 |
| Bセット全47都道府県 | 376,500円 |
| Cセット全47都道府県 | 367,100円 |
※2026年9月22日付の公開買取価格。セットの種類と内容がそろっている場合の参考額です。
ここでも、岩手県の年銘が価格に影響しています。
全県分がそろっている場合は、最初から1枚ずつバラして売却せず、コンプリートセットとしての査定額を確認してみましょう。
ただし、コンプリートセットで売れば必ず単品の合計額より高くなるとは限りません。両方の査定額を確認し、最終的な受取額で判断することが大切です。
地方自治法施行60周年記念1000円銀貨とは?
地方自治法施行60周年記念1000円銀貨は、地方自治法の施行60周年を記念して、平成20年(2008年)から平成28年(2016年)にかけて発行された記念貨幣です。
47都道府県それぞれの歴史、文化、風景などが、カラーの図柄で描かれています。
裏面には、シリーズ共通の「雪月花」がデザインされています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 地方自治法施行60周年記念貨幣 千円銀貨幣 |
| 額面 | 1,000円 |
| 発行期間 | 2008~2016年 |
| 種類 | 47都道府県別 |
| 素材 | 純銀 |
| 重量 | 31.1g |
| 直径 | 40mm |
| 表面 | 各都道府県のカラー図柄 |
| 裏面 | 雪月花 |
| 製造方法 | プルーフ仕上げ |
1枚当たり31.1gの純銀を使用しているため、銀相場が変動すると買取価格にも影響します。
ただし、県別の希少性やセット内容による評価もあるため、銀の重量だけで金額が決まるとは限りません。
1000円銀貨と500円記念硬貨は何が違う?
地方自治法施行60周年記念貨幣には、1000円銀貨と500円貨幣があります。
同じ都道府県が題材ですが、素材や販売方法が異なります。
| 比較項目 | 1000円銀貨 | 500円貨幣 |
|---|---|---|
| 額面 | 1,000円 | 500円 |
| 素材 | 純銀 | バイカラー・クラッド |
| 重量 | 31.1g | 7.1g |
| 直径 | 40mm | 26.5mm |
| 特徴 | カラー図柄のプルーフ貨幣 | 2色の金属を組み合わせた硬貨 |
| 入手方法 | 造幣局によるセット販売 | 金融機関での引き換えやセット販売 |
1000円銀貨は、造幣局がプルーフ貨幣セットとして販売しました。金融機関の窓口で額面1,000円と引き換える方式ではありません。
一方、500円貨幣には、銀行などで額面引き換えが行われたものがあります。
一般的な500円貨幣の単品は、高額買取にならない場合があります。ただし、47都道府県のコンプリート品などは、コレクションとして評価されることがあります。
1000円銀貨と500円貨幣を一緒に保管している場合は、額面ではなく、素材と商品名を確認して分けておきましょう。
Aセット・Bセット・Cセットで買取価格は変わる?
地方自治法施行60周年記念1000円銀貨を購入した際、Aセット・Bセット・Cセットという名称を見た方もいるでしょう。
この違いは、銀貨そのものだけでなく、販売時に付属するケースや切手の有無にあります。
| 種類 | セット内容 |
|---|---|
| Aセット | 銀貨を専用ケースに収めた基本セット |
| Bセット | Aセットに記念切手入りの特製ケースを組み合わせたもの |
| Cセット | Aセットに特製ケースを組み合わせたもの |
例えば、東京都の公開買取価格はAセット8,300円、Bセット8,500円でした。
同じ東京都の銀貨でも、セット内容によって価格が異なる例です。
ただし、Bセットなら必ずAセットより高額になると決まっているわけではありません。買取店の価格設定や付属品の状態によって変わります。
切手付きBセットは切手を外さない
Bセットをお持ちの場合は、切手を取り外さず、ケースや台紙を含めてそのまま保管しましょう。
切手が欠けていると、本来のセット内容がそろっていない状態になります。
買取店によっては、切手付きであることに追加価格を設定している場合もあります。
どの県の1000円銀貨が高い?図柄の人気だけでは決まらない
地方自治法施行60周年記念1000円銀貨には、坂本龍馬、富士山、姫路城、厳島神社、東京タワーなど、知名度の高い題材が数多く登場します。
しかし、有名な人物や観光地が描かれているからといって、必ず高く売れるわけではありません。
2026年9月22日に確認した公開価格では、多くの県のAセットが一律7,800円でした。
一方、東京都や岩手県の平成24年銘には、別の価格が設定されています。
つまり、実際の査定では図柄の知名度だけでなく、発行枚数や市場での流通状況、買取店の取扱条件などを確認する必要があります。
図柄を確認したい代表的な都道府県
銀貨の種類が分からない場合は、表面の図柄が手がかりになります。
| 都道府県 | 表面の主な図柄 |
|---|---|
| 高知県 | 坂本龍馬と桂浜 |
| 静岡県 | 富士山(横山大観「群青富士」を基にした図柄) |
| 京都府 | 源氏物語絵巻 |
| 兵庫県 | コウノトリと姫路城 |
| 広島県 | 厳島神社、舞楽、もみじ |
| 福井県 | 恐竜と東尋坊 |
| 東京都 | 東京タワー、レインボーブリッジ、ユリカモメ |
| 岩手県 | 中尊寺金色堂など |
この表は、買取価格の高い順ではありません。図柄から銀貨の種類を確認するための一覧です。
県名が分からない場合は、ケースや外箱に記載された商品名も確認しましょう。
1000円銀貨はケースなしでも売れる?
地方自治法施行60周年記念1000円銀貨は、専用ケースに収めた状態で販売されました。
外箱や説明書が残っていない場合でも、買取を相談できることがあります。
ただし、セットとしての評価を受ける際には、付属品の有無が査定に影響する可能性があります。
特にBセットやCセット、47都道府県のコンプリート品は、現在残っている付属品を確認し、まとめて査定に出しましょう。
カラー部分や銀貨の表面は磨かない
銀貨の表面がくもっていたり、変色していたりしても、自分で磨くことは避けましょう。
プルーフ貨幣は鏡面のような仕上げが特徴です。金属磨きや研磨剤でこすると、細かな傷が付くおそれがあります。
また、カラー図柄に手を加えると、状態が悪化する可能性があります。
ケースに入っている場合は無理に取り出さず、そのまま査定へ出してください。
1000円銀貨を売る前に確認したいこと
地方自治法施行60周年記念1000円銀貨は、次の順番で確認すると整理しやすくなります。
- 都道府県を確認する:ケースや表面図柄から県名を確認する
- 岩手県なら年銘を確認する:平成23年銘と平成24年銘を区別する
- セットの種類を確認する:A・B・Cのどれに当たるかを調べる
- 47都道府県がそろっているか確認する:コンプリート品なら、その状態で査定を受ける
- 付属品をそろえる:ケース、外箱、切手、説明書などを一緒に保管する
特に岩手県の平成24年銘や、47都道府県のコンプリートセットを持っている場合は、一般的な単品価格だけで判断しないようにしましょう。
地方自治法施行60周年記念1000円銀貨の買取先を選ぶポイント
この銀貨は、純銀製の記念貨幣であると同時に、都道府県別のコレクションでもあります。
売却先を探す際は、銀としての重量だけでなく、県名・年銘・セット内容まで確認してもらえるかをチェックしましょう。
複数枚ある場合は、県別の査定額と、まとめて売却する場合の金額を確認すると比較しやすくなります。
福ちゃん|記念銀貨や貨幣セットの査定を相談
福ちゃんでは、記念硬貨や古銭の買取を案内しています。
地方自治法施行60周年記念1000円銀貨を査定に出す場合は、都道府県名とセットの種類を整理し、ケースや外箱などの付属品も一緒に提示しましょう。
47都道府県をまとめて保管している場合は、コンプリート品であることも伝えておくと商品内容を確認しやすくなります。
福ちゃんで記念1000円銀貨の査定を相談
バイセル|記念硬貨・銀貨をまとめて相談
バイセルでも、記念硬貨などの古銭買取を案内しています。
地方自治法施行60周年記念1000円銀貨をお持ちの場合は、県名が分かる状態で整理し、外箱や切手などが残っていれば一緒に提示しましょう。
銀貨以外の記念硬貨や貨幣セットも保管している場合は、それぞれの取扱条件を確認して査定を相談できます。
バイセルで地方自治記念貨幣の査定を相談
地方自治法施行60周年記念貨幣は、1000円銀貨と500円貨幣で種類が異なり、都道府県やセット内容によっても評価が変わります。
ケース・外箱・切手などの付属品もそろえ、WEBから買取対象と査定条件を確認しましょう。
地方自治法施行60周年記念1000円銀貨のよくある質問
地方自治法施行60周年記念1000円銀貨は1枚いくらですか?
2026年9月22日の公開買取価格では、一般的な都道府県のAセットは7,800円でした。
ただし、東京都や岩手県の平成24年銘など、異なる価格が設定されている種類もあります。
岩手県の1000円銀貨はなぜ高いのですか?
岩手県には平成23年銘と、受賞を記念して追加発行された平成24年銘があります。
平成24年銘は発行数が1万枚で、通常発行の平成23年銘とは異なります。
2026年9月22日の公開価格では、平成24年銘のAセットは31,000円でした。
47都道府県が全部そろっていると高く売れますか?
コンプリートセットとして、単品とは別の買取価格が設定される場合があります。
2026年9月22日の公開価格では、Aセット全47都道府県に367,100円または390,300円の価格が付いていました。
岩手県の年銘によって金額が異なるため、コンプリート品でも内容を確認しましょう。
1000円銀貨と500円記念硬貨はどちらも銀製ですか?
いいえ。1000円銀貨は純銀製ですが、500円貨幣は複数の金属を組み合わせたバイカラー・クラッド貨幣です。
素材と販売方法が異なるため、買取価格も同じではありません。
1000円銀貨は銀行で1,000円として使えますか?
額面1,000円の日本の記念貨幣です。
ただし、買取店では額面を上回る価格が付く場合があります。銀行での取り扱いや額面での利用を考える前に、現在の買取価格を確認しておきましょう。
銀貨をケースから出しても大丈夫ですか?
ケースに入っている場合は、そのまま査定へ出しましょう。
取り出す際に指紋や傷が付いたり、付属品との組み合わせが分からなくなったりする可能性があります。
まとめ|1000円銀貨は岩手県の年銘とセット内容を確認
地方自治法施行60周年記念1000円銀貨は、47都道府県ごとに発行された純銀31.1gのカラー記念貨幣です。
2026年9月22日の公開買取価格では、一般的なAセットは7,800円、東京都は8,300円、岩手県の平成24年銘は31,000円でした。
特に岩手県は、平成23年銘と平成24年銘で買取価格が大きく異なるため、年銘の確認が重要です。
47都道府県がそろっている場合は、コンプリートセットとしての査定額も確認しましょう。
また、A・B・Cセットでは付属品が異なります。切手や外箱などは取り外したり処分したりせず、購入時の状態をできるだけ保つことが大切です。
売却する際は、都道府県名だけでなく、年銘・セットの種類・付属品を確認し、現在の査定額を比較して判断しましょう。
地方自治法施行60周年記念1000円銀貨の買取先を確認する
記念1000円銀貨をお持ちの方は、都道府県やセットの種類を確認し、現在の買取価格を査定で確かめましょう。
バイセル
- 大判・小判、金貨、銀貨、古紙幣、記念コインなど幅広い古銭に対応
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- 汚れやサビがある古銭も、状態によっては買取可能
- 出張・宅配・店頭から都合に合う買取方法を選べる
- 出張料・査定料は無料。WEBから査定を申し込める
古銭の種類や価値が分からなくても、査定を相談できます。
大判・小判や古紙幣、記念コインなどを売りたい方は、WEBからお申し込みください。
福ちゃん
- 大判・小判、穴銭、古紙幣、記念硬貨など幅広い種類に対応
- 中国古銭や外国コインの査定も相談できる
- 汚れやサビがある古銭も、種類や状態によっては買取可能
- 古銭1点から相談でき、出張・宅配・店頭の買取方法を用意
- 査定料・出張料は無料。提示額に納得できなければ売却を断れる
大判・小判から穴銭、外国コインまで、幅広い古銭の査定に対応しています。
コレクションの整理を考えている方は、まずはWEBから査定をご相談ください。
参考資料:記念1000円銀貨の公開買取価格 / 記念1000円銀貨の買取価格・発行年 / 財務省|47都道府県の記念貨幣一覧 / 東京都|A・B・Cセットの販売内容
