毛皮のコートを譲り受けたものの、内側を見てもタグがない。
ミンクなのかフォックスなのか、そもそも何の毛皮なのか分からない。
そんな状態だと、「種類が分からない毛皮は売れないのでは」と思うかもしれません。
しかし、タグがないことと、査定できないことは同じではありません。
毛皮は、毛の長さや密度、光沢、柔らかさ、色、模様、革部分など、実物から確認できる情報があります。
そのため、購入時のタグや保証書がなくても、毛皮を扱う査定先で種類や状態を見てもらえる場合があります。
この記事では、タグなし・種類不明の毛皮を売るときに、どのような点を見てもらえるのか、査定前に何を確認しておけばよいのかを紹介します。
タグなしの毛皮でも査定してもらえる?
タグが付いていない毛皮でも、査定を相談できます。
毛皮の種類は、タグだけで判断するものではありません。
日本毛皮協会でも、「購入した毛皮製品の素材が分からない」といった場合に、毛皮の素材鑑定を行っています。
つまり、毛皮は実物の特徴から種類を確認できる素材です。
もちろん、一般の買取査定と専門的な素材鑑定は同じものではありませんが、タグがないから種類を確認する手段がなくなるわけではないことは分かります。
なぜ毛皮のタグがなくなっていることがある?
古い毛皮では、タグが見当たらないことは珍しくありません。
たとえば、
- 長年の使用でタグが取れた
- 裏地を交換したときに外れた
- 購入者がタグを切った
- リフォームした
- もともと詳しい素材表示が付いていなかった
といったケースがあります。
毛皮については、一般的な衣類とは表示制度の扱いが異なります。
日本毛皮協会では、毛皮には家庭用品品質表示法がそのまま適用されるわけではなく、独自に品名表示の指針を設けています。
そのため、古い毛皮で現在の衣類と同じような表示が見つからないからといって、不自然とは限りません。
種類が分からない毛皮は何を見て査定する?
毛皮を見るときは、見た目だけでなく複数の特徴を確認します。
日本毛皮協会では、良い毛皮の特徴として、
- 色や光沢
- 毛の柔らかさ
- 皮のしなやかさ
- 毛の弾力
- 毛並み
- 綿毛の密度
- 刺し毛の状態
などを挙げています。
また、動物の種類によって毛足の長さや密度、色、模様なども異なります。
査定では、こうした特徴を総合的に見ながら判断されます。
ミンクかどうか分からなくても自分で決めない
古い毛皮を見ると、「茶色で短い毛だからミンクかな」と考えることがあります。
しかし、色や毛の長さだけで毛皮の種類を判断するのは難しいものです。
ミンクだけでも多くのカラーがあり、刈毛や染色などの加工が施されている製品もあります。
さらに、ウィーゼルなど見た目が似ている毛皮もあります。
自分で「これはミンク」「これは安い毛皮」と決めつけて処分しない方がよいでしょう。
フォックスらしく見えても種類は複数ある
毛足が長くボリュームがある毛皮なら、フォックスを疑うことがあります。
ただし、フォックスにも、
- シルバーフォックス
- ブルーフォックス
- レッドフォックス
- シャドーフォックス
など複数の種類があります。
さらに染色された製品もあるため、色だけで判断するのは難しくなります。
タグがない場合こそ、見た目だけで種類を決めないことが大切です。
毛の構造も種類を判断する手がかりになる
毛皮は、大きく「刺し毛」と「綿毛」からできています。
刺し毛は表面に見える比較的長い毛で、色や模様など、その動物らしい特徴が出やすい部分です。
その下には、短く細かい綿毛が密生しています。
日本毛皮協会では、毛皮の良し悪しを見るポイントとして、刺し毛と綿毛のバランス、綿毛の密度、光沢、柔らかさなどを挙げています。
毛皮を扱う査定では、こうした毛質も判断材料になります。
タグなしでもブランドが分かることはある?
素材タグがなくても、ブランド名が分かる別の表示が残っていることがあります。
たとえば、
- 裏地にブランド名が織り込まれている
- 内ポケット付近にブランドタグがある
- ハンガーや保存袋が残っている
- 保証書にブランド名が書かれている
といったケースです。
素材タグがない場合でも、残っている情報はまとめて査定時に見てもらいましょう。
保証書や購入時の書類もない場合は?
実家の整理や遺品整理では、コートだけが残り、保証書や領収書などがまったくないこともあります。
その場合でも、査定自体をあきらめる必要はありません。
実物の毛質や状態、縫製などから確認できることがあります。
「何も証明できないから売れない」と考えて、そのまま捨てる必要はありません。
タグなしだから高く売れないとは限らない
タグがある毛皮は、種類やブランドを確認する材料が多いため査定しやすいというメリットがあります。
一方で、タグがないからといって毛皮そのものの価値がなくなるわけではありません。
実際の査定では、
- 毛皮の種類
- 毛質
- 保存状態
- 丈
- デザイン
- ブランドが確認できるか
などを総合的に見ます。
タグの有無だけで買取価格が決まるわけではありません。
タグなし・種類不明でもそのまま査定へ
何の毛皮か分からなくても、毛並みや色、密度など実物から確認できることがあります。
自己判断で種類を決めず、現在の状態のまま見てもらいましょう。
種類を調べるために毛を切らない
種類を知りたいからといって、毛を切ったり、裏側の革を切り取ったりする必要はありません。
毛皮製品として査定に出すのであれば、状態を変えずに持ち込む方がよいでしょう。
特に古い毛皮では、革部分が劣化していることがあります。
一部分を切ったことで裂けが広がる可能性もあります。
ネット画像だけで種類を特定しようとしない
インターネット上には、ミンク・セーブル・フォックスなどの写真が多くあります。
しかし、毛皮には個体差があり、染色・刈毛などの加工が施されていることもあります。
写真と似ているからといって、同じ種類とは限りません。
日本毛皮協会でも、素材が分からない製品について鑑定を行っているほど、正確な判別には専門的な確認が必要になる場合があります。
種類不明の毛皮で確認しておきたいのは「状態」
種類が分からない場合でも、自分で確認できることがあります。
それは毛皮の現在の状態です。
査定前には、
- 毛が大量に抜けていないか
- 広い範囲に変色がないか
- 革部分が大きく破れていないか
- 強いにおいがないか
- 裏地に大きな破れがないか
などを軽く確認しておきます。
ただし、種類を判別するために毛を何度も引っ張ったり、強くブラッシングしたりする必要はありません。
親や祖母から譲られた毛皮こそ査定してから判断する
種類不明の毛皮は、本人が購入したものより、親や祖母から譲り受けたものに多くあります。
「昔かなり高かったらしい」と聞いているだけで、ブランドも種類も分からないケースです。
このような毛皮は、自分では価値を判断しにくいものです。
見た目が古いという理由だけで処分するより、一度査定してもらうことで、何の毛皮なのか確認できる場合があります。
複数の種類不明毛皮があるならまとめて見てもらう
実家の整理では、種類が分からない毛皮が複数出てくることもあります。
1着ずつ自分で種類を調べる必要はありません。
コート、ショール、襟巻きなどをまとめて査定してもらえば、それぞれの毛質や状態を見てもらえます。
ミンクだと思っていたものが別の毛皮だった、ということもあり得ます。
種類が分からない毛皮はどこに売る?
タグがなく種類も分からない毛皮の場合、一般的な古着店よりも、複数種類の毛皮を査定している業者に相談する方が分かりやすいでしょう。
ミンク、セーブル、フォックス、チンチラなどを扱っている査定先なら、種類不明のコートについても実物を見てもらえる場合があります。
申し込み時に「タグがなく、何の毛皮か分からない」と伝えておけばスムーズです。
種類が分からなくても捨てる必要はありません
タグや保証書がなくても、毛質・色・密度・状態などから確認できることがあります。
何の毛皮か分からないままでも査定を相談できます。
まとめ|タグなしの毛皮は「分からないまま」査定に出していい
タグが付いていない毛皮でも、査定対象になる場合があります。
毛皮は、毛の色や光沢、柔らかさ、密度、刺し毛と綿毛の特徴など、実物から確認できる情報があります。
そのため、種類が分からないからといって、自分で無理に特定する必要はありません。
また、現在の衣類と同じ表示がない古い毛皮もあります。
親や祖母から譲られた毛皮など、購入時の資料が何も残っていない場合も、現物を見てもらうことで判断できることがあります。
ネット画像だけで「ミンクではない」「安い毛皮だろう」と決めつけず、種類不明のまま査定へ出してから処分するかどうか判断するとよいでしょう。
バイセル
- ミンク・セーブル・フォックスなどの毛皮を査定
- 古い毛皮や着なくなった毛皮も相談できる
- 毛皮のコート・ショール・小物などに対応
- 出張買取なら複数の毛皮もまとめて査定を依頼しやすい
- 価値が分からない毛皮も査定を相談できる
古い毛皮や着なくなった毛皮を売りたい方に。
ミンクやセーブルなど、処分する前に一度査定を依頼できます
